研究開発

エンジン内部で過酷な環境下にさらされるシリンダライナには、高い精度と耐久性の両立が求められます。当社では、より性能の高い製品の開発をめざして、「トライボロジ(摩擦工学)」を核に、材料の基礎研究から摩擦試験・エンジン実験などの実践的なテストまで実施。次世代につながる独自の技術を蓄積しています。こうした積極的な技術開発が、低燃費化・低コスト化、環境性能への対応といった次世代基準に合致した製品として結実。世界に先駆けて量産に成功した「アズロックシリンダライナ」など、時代をリードする製品を生み出しています。

CAE・シミュレーション(CAE: Computer Aided Engineering)

img_cae01.jpg長年の経験と実績から培ってきた技術に加え、コンピュータを活用した解析技術により商品開発の高度化に取り組んでいます。
CAE解析により、製品デザイン・生産技術の性能および特性や妥当性などを事前に検証することが可能となります。

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各種材料、製品の応力・熱解析
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アズロックライナ鋳肌面解析

平面曲げ疲労試験機

材料の疲労強度を評価する装置。主に平面曲げ疲労試験にて、材料評価を行っている。technology_001.jpg

SEM(走査型電子顕微鏡)

真空雰囲気下で試料に電子線を照射し、試料表面上を走査(スキャン)させ二次電子、反射電子等を検出器で検出し顕微鏡像を得る。
また試料から放出される特性X線を利用し、元素分析を行うこともできる。
シリンダライナ材の組織観察や離型剤等の観察に使用している。
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万能試験機

金属材料の引張・圧縮・曲げのほか、付属装置や冶具によって多様な試験ができる試験装置。
試験片を圧縮・引張して試験片にかかる応力やひずみを評価する。
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往復動試験機

エンジン摺動部品材料(ピストンリング、シリンダライナ)の摩擦摩耗試験機。ピストンリング材とシリンダライナ材を摺動させることにより材料のスカッフィング性(焼き付き性)の確認と、摩耗量の測定が可能。
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