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技術情報

What is a own casting process?
独自の鋳造技術

長尺遠心鋳造法

長尺遠心鋳造法は、長尺の円筒形の金型を高速回転させた状態で、溶湯(溶融させた金属)を流し込み、金型の回転の遠心力を利用して溶湯を金型の外周方向へ加圧することで、偏肉のない中空円筒形のシリンダライナの素材を製造する方法です。

当社ではこの方案を1983年に自社設計・自社開発しました。

 

研究開発

エンジン内部で過酷な環境下にさらされるシリンダライナには、高い精度と耐久性の両立が求められます。当社では、より性能の高い製品の開発をめざして、「トライボロジ(摩擦工学)」を核に、材料の基礎研究から摩擦試験・エンジン実験などの実践的なテストまで実施。次世代につながる独自の技術を蓄積しています。こうした積極的な技術開発 が、低燃費化・低コスト化、環境性能への対応といった次世代基準に合致した製品として結実。世界に先駆けて量産に成功した「アズロックシリンダライナ」など、時代をリードする製品を生み出しています。

CAE•シミュレーション
(CAE: Computer Aided Engineering)
概要

長年の経験と実績から培ってきた技術に加え、コンピュータを活用した解析技術により商品開発の高度化に取り組んでいます。CAE解析により、製品デザイン・生産技術の性能および特性や妥当性などを事前に検証することが可能となります。

特徴

コンピュータ解析技術で性能を事前検証

マイクロスコープ
概要

数十倍~1000倍以上の高倍率が観察・撮影・測定が可能であり、設備内の照明を切り替えることで様々な対象に対応可能で、主に材料組織や製品外観、調査品の観察に使用しています。

特徴

1000倍の高倍率で組織を観察

恒温恒湿試験機
概要

試験機内の温度・湿度を制御することにより、材料に対する熱・水影響を評価する環境試験が 可能な装置。長期間の運転試験や、プログラムを組むことでパターン運転が可能となっています。

特徴

温度・湿度を制御し、熱・水への影響を評価

平面曲げ疲労試験機
概要

材料の疲労強度を評価する装置。主に平面曲げ疲労試験にて、材料評価を行っています。

特徴

疲労強度を評価

縦型往復動摩擦摩耗試験機
概要

エンジン摺動部品材料(ピストンリング、シリンダライナ)の摩擦摩耗試験機。ピストンリング材とシリンダライナ材を摺動させることにより材料のスカッフィング性(焼き付き性)の確認と、摩耗量の測定が可能。

特徴

焼き付き性と摩耗量を測定

その他保有設備

溶射装置
キャビテーション試験装置
走査電子顕微鏡(SEM)
レーザー顕微鏡
金属顕微鏡(画像解析)
工具顕微鏡
実体顕微鏡
実験炉
往復動試験機
熱伝導測定機
ビッカース硬度計
真円度測定器
表面粗さ計
輪郭形状測定機
万能試験機
3次元形状測定器

 

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