インド TPRI

概要

overseas_031.jpgインド/ TPRI: TPR Autoparts Mfg.India Pvd.Ltd.
製造販売拠点(シリンダライナ)
インド ラジャスタン州
Plot No.SP2-37 & SP2-38(A) Japanese Zone Phase-Ⅲ, New industrial Complex (Majrakath) Neemrana 301705, District
Alwar, Rajasthan, India.
TEL: +91-149-424-6092
                      FAX: +91-149-424-6098

海外赴任者インタビュー

伊藤 富士

TPRIの近況と、インドでの生活について報告をさせて頂きます。はじめにTPRI (TPR AUTOPARTS MFG.INDIA P.LTD)は2008年3月に設立され、今年で10周年を迎える事ができました。無事に10周年を迎えられたのも、これまで駐在された諸先輩方をはじめ、御支援を頂いている皆様、従業員の皆様のおかげと感謝しております。

1_1photo_tpri.pngTPRIは、ラジャスタン州ニムラナの日本企業向け工業団地の中にあります。インドの首都デリーから約110km、車で2時間半の場所で現在46社の日系企業が進出していす。生産設備は鋳造1ライン(切断機4台)・加工4ライン(CNC8台)で生産を行っています。また近年の急激な受注数増や、今後の更なる受注増が見込まれることから、現在新倉庫建設を行っており、倉庫完成後は新鋳造ライン設置や、加工ラインの増設等の設備導入を予定しています。現在従業員数は約150名在籍していて、私は、品質・技術・製造部加工エリアを担当し、日々スタッフと力を合わせて不良低減活動・原価低減活動・新品種立上げなどの業務を行っています。

インドには、"ジュガード"という言葉があります。ジュガードとは、『限られた資源の中で創意工夫し斬新な解決方法を見つける』という意味だそうです。この言葉の通り、突発的な不具合に対しての対応は早いのですが、暫定的な応急処置を行った事で満足してしまうことがあるので、原因追及から恒久対策・標準化までを一緒になって繰り返し行い、改善活動を行っています。

5photo_tpri.jpg次に、インドでの生活について紹介します。インドは国土が日本の約9倍あり、その中に13億4千万人の人口が生活しています。現在人口は世界2位ですが、2024年には中国を抜き世界一になると言われています。平均年齢は27歳、GDP世界6位と、とても勢いのある国です。私は2016年8月に赴任し2年が経過しましたが、この2年間でのインフラ等の発展にはとても驚かされています。

4_1photo_tpri.png食事はイメージ通り全てカレーです。さすがに3食カレーを食べるのは厳しいので、朝夕は日本から持参・現地調達した食材で自炊や、工業団地近くにあるレストランで日本風の料理を食べる生活をしています。本場のインドカレーは、50種類を超えるバリエーションがあります。インドに赴任前のイメージでは、毎日ナンにカレーを付けて食べていると思っていましたが、実際はライスとチャパティ(小麦粉を水と塩で練り、薄くのばして焼く。ナンに比べて薄く、油分が少ないのが特徴)が主食です。ナンは普段食べずに、外食をする時に食べるのが一般的です。私も外食をする際は、チキンカレーや羊肉のマトンカレーをナンで食べますが、非常に美味しいです。私たちが生活している地域には多くのベジタリアンがいて、現にTPRI社員の70%以上がベジタリアンです。しかしインドカレーは油を多く使用している為、肥満体系の人が多く、私も太りやすい体質なので食べ過ぎには注意しています。

6_1photo_tpri.png日本人がイメージするインドで、カレーと同じぐらい有名なものとしてタージマハルがあります。タージマハルは、TPRIから片道350km(約6時間)の場所にあります。インドに行くなら絶対に行ってみたいと思っていたので、休日を利用し観光してきました。タージマハルは、ムガール帝国時代の王妃の墓で建物の中心には棺が納められています。また、この建造物は世界一のシンメトリー建造物だと言われている通り、寸分の狂いもない左右対称にとても感動しました。当初は王妃の墓の川向かいに、王の墓として黒いタージマハルを建設予定でしたが、息子の反乱により王位が剥奪されたため、建設されなかったそうです。

2_1photo_tpri.png交通事情はあり得ない事の連続です。バイクはノーヘルで3、4人乗りが当たり前。それに終始クラクションが鳴り止みません。理由を聞くとインド人と日本人では、クラクションを鳴らす意味合いが違うためだそうです。インド人にとっては、自分の存在を知らせるために鳴らすものなので、クラクションが鳴り止む事はありません。また車線に関係なく追い越しや急な割込み、逆走も日常的にある為、交通事故が多くあり、私も多くの悲惨な現場に遭遇しました。インド赴任者は自分で運転することができず、運転手さんから送迎をして頂いていますが、インド国内では絶対に運転したくないというのが正直な実感です。

最後になりますが、インドでの生活は日本とのギャップが多く驚かされることの連続です。私も赴任直後、生活環境の違いに苦しみ、日本に帰国する事ばかりを考えていました。今現在は、インドに赴任したからこそできる事や感じる事が多くあると思えるようになり、働く機会を与えて頂いた事にとても感謝をしています。インドで学んだ事を、将来帰任した際に活かせる様、今後も精進して行きます。